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2025.10.04

東近江市内の小学生が8畳敷東近江大凧作りに挑戦中です。制作の様子をご覧ください。

100畳敷東近江大凧の完成に続き、市内の小学4・5・6年生が大凧制作に挑戦する「チャレンジ”大凧”」がはじまりました。チャレンジ”大凧”は東近江大凧の将来の担い手となる子ども達に制作及び飛揚技術を伝承するプロジェクトとして2007年度から行っています。

初日となる9/13(土)にはのりつけ式が行われ、制作最初の作業「紙継ぎ」を行いました。参加していたチャレンジメンバーも最初は緊張した様子でしたが、縦3.75m横3.4mとなった和紙(8畳敷大凧サイズ)を前にし、これから頑張るぞというような気合のこもった表情に変わっていました。

今回ののりつけ式で発表となったチャレンジ大凧の「はんじもん」は「木地師の里 東近江市」です。上部に「雉」の絵と「師」の文字、中央に東近江市の市章、下には大きく「里」の文字が配置されており、東近江市が木地師の文化と技術を今に伝える場所であることを力強くアピールしています。

「紙巻・墨打ち」

骨組みの準備となる紙巻、下絵を描く際の目安であり骨組みの設計図となる墨打ちを行いました。竹に紙テープを巻き付ける作業では糊で手がべたべたになりますが、それも楽しんで作業していました。

「墨入れ」

文字枠の黒い部分や絵の線を描いていく墨入れを行いました。下書きの線をよく見ながら、間違いやはみ出しなどのミスがないように集中して作業していました。

↑墨入れを終えた凧

「色付け」

墨の線ができたので、文字は朱色で塗ります。

原画を見ながら雉(キジ)に色を付けます。

「骨組(枠・菱)」

 絵が出来上がりましたので、次は骨組になります。

保存会員に括り方を習い、縦と横が重なっているところを綿糸でしっかりと括ります。

「骨組(絵骨)」

斜め骨である菱骨が終わり、絵の線に沿って取り付ける絵骨の作業となりました。

「合体(切り抜き)」

骨組ができたので、絵を裏返して骨組を合わせて糊を使って合体させます。

この時に大凧の特徴のひとつ「切り抜き」を行います。

「願い札貼り」

大凧の裏に参加者の願いを書いた札を貼ります。この札は骨組のバタつきを防ぎます。

「つり糸調整・大凧完成」

大凧の本体が完成しましたので、凧の上昇角度を決める「つり糸」調整を行いました。

大凧を長巻きにして運び、まずは組立てます。

大凧を逆さまにして、15本の糸を慎重に調整しました。

大凧が完成しました。

11月15日(土)、東近江市総合運動公園 多目的グラウンドで飛揚します。

飛揚時間は10時頃です。

当日会場では、「びわ湖 東近江バルーンフェスタ2025」が開催されます。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

https://www.higashiomi.net/media/event/balloon2025

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